カシメロとリゴンドー。
共に井上尚弥と同じ階級の王者。
その2人が対戦するとなれば注目されるのは必至。
だが、試合内容はかなりの「塩」だったようで。
解説していた当の井上尚弥も呆れ気味に言った。
「ここまで手を出さないでやられたら、
ボクシングにならない」
試合終了後のブーイングやこのコメントから、
リゴの徹底したアウトボクシングを展開し、
カシメロがそれを打開できなかったことが分かる。
12回を闘った2人が繰り出したパンチは、
カシメロが297でリゴは221。
そのうちヒットしたパンチはカシメロ47でリゴが44!
1ラウンド平均のヒットはカシメロ3.9でリゴは3.6!!
ボクシングが攻防一体で成り立っていることに、
疑いの余地は無い。
だが、さすがにこれでは・・・(笑)
ま、試合後のカシメロの言動は相変わらずで、
それに井上尚弥も呼応。
それだけがこの試合の『見せ場』だったようだ。