Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

イヤな空気感 #1

どんな状況と経過を辿れば、その行動へと繋がるのか?

 

首を傾げたくなるような事件が後を絶たない。

 

高齢者の住宅を狙った強盗や、

銀座のロレックス店舗での強盗などに限らず、

地方紙に載るレベルでとどまる事件にすら、

切迫した空気を感じずにいられない。

 

20代の前半。

バブル景気に日本中が酔いしれている最中、

ボクは経済的に困窮し栄養失調寸前となった。

でも、その時期ですら、

強盗しようとを考えたことは無かった。

 

それはボクの人間性や道徳感とはまったく無縁だったなと、

今ははっきり理解できる。

 

その当時のボクのまわりには、

最後の最後には頼ることができ、

支えてくれる人たちが居てくれたのだ。

 

その人たちが居なければボクも、

犯罪に手を染めたのだろう。

 

人を犯罪に走らせるのは困窮と孤立。

その2つが重なれば、

打開策を見出す余裕すら失い、

人はいとも簡単に犯罪を犯す。

 

そんな話を聞いたことがある。

同時に「一切れのパン」という物語を思い出す。

 

次回へ続く。