ダニエル・クレイグが007の次作にも主演するらしい。
彼が主演するまで、
007をちゃんと観たことがなかった。
キザで気取っていて、女ったらし。
でも、超困難なミッションも完璧にこなす。
そういうボンド像が肌に合わなかったのだ。
「いいから観てみろって。
で、酒飲みながら感想を聞かせろ!」
007好きのICMR先輩から無茶なリクエストをされ、
渋々と「カジノ・ロワイヤル」を観て一気にファンに(笑)
6代目に決まった当初、
シリーズファンから大バッシングを受けるほど、
それまでのボンドとはイメージが違った。
シリアスでぶっきらぼうで強靭。
でも、ミッションでは暴走とヘマを繰り返し、
華麗さよりもさみしさとか孤独が色濃い。
そんな「新・ボンド」を見事に確立。
歴代最高との評価を得て新たなファンも獲得。
作品としての007シリーズをも見事に復活させた。
だが、クレイグは2015年、
3作目となる「スカイフォール」の撮影終了後のインタビューで、
ボンド引退を示唆しファンを大いに悲しませた。
その後、4作目の「スペクター」はなんとか公開されたが、
エンディングはかなりの「お別れモード」で(笑)
次期候補のウワサは出るものの、どの人もパッとせず。
それ故、クレイグ続投への期待はなおさら高まり、
その動向に注目が集まっていた。
そんな昨年8月、本人がトーク番組でついに復帰を宣言。
ただし、ボンド役を演じるのはこれが最後だとの条件付きで。
とは言え、彼が身を置くハリウッドは魑魅魍魎が棲む世界。
何があっても不思議ではないと半信半疑でいた。
それが、ここに来てにわかにリアルになったのは、
彼のギャラや撮影日程などのウワサが流れ始めたから。
今のところ新作は来年11月公開の予定。
それは多分、ボクにとって最後の007となる。
そう思うとさみしい。
それでも、今から待ち遠しい。