花は花

実家のマンションのエントランスに、大きな百合が一輪咲いていた。

その気高さに思わずシャッターを切る。

花屋さんの店先に並ぶモノは、あまり好きじゃない。つーか、自分で買う時に百合を選んだことが無いし、これからも無いと思う。

他の花々と一緒に花瓶に飾られた時の存在感というか、それが置かれるべき場面が苦手なんだと思う。

そのものではなく、それが置かれた状況や環境によって、好き嫌いを含めた印象が変わる。

花は花。

百合は百合。

なのに。なんでだろ？