2018-07-13 ないもの そこに立つのは久しぶり。 意図的か無意識か、もう分からない。 いずれにしても、そこにあの時の名残りは無い。 電車がホームに滑り込むと、ドライヤーのような暖かい風が流れる。バスを降りてから汗が止まらない。早く発車してくれないかな。 音楽を聴きながら目を閉じる。昼の電車でのそんなことも久しぶり。 このまま居眠りから覚めず、電車がずっと走り続けてくらたら良いのに。 その願望だけがあの時のままだ。 目を開けると渋谷。あと少し。 外はきっと灼熱だ。