Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

これを機に

カルロス・ゴーン氏が保釈された。

10億といわれる保釈金の額や拘置所を出る時の変装などに加え、

100日を超える長期拘留が話題となった。

https://www.google.com/amp/s/toyokeizai.net/articles/amp/215509%3Fpage%3D2

先進国では2〜3日と言われる拘留期間に比べて、

ケタ違いに長いことから、

日本の人権意識の低さを指摘する声も少なくない。

ただ、そうした声に対する異論もあるようで。

https://www.google.co.jp/amp/s/wezz-y.com/archives/62146/amp

また、ゴーン氏のように要人であるケースと、

一般的な刑事事件を分けて捉える方もいる。

https://blogos.com/article/363151/?p=2

日本はもちろん世界での情勢にめっきり疎いが、

「完璧な司法」は未だに確立されていないのは事実のようで。

その分野のスペシャリスたちの議論が休まることはないようだ。

https://www.nippon.com/ja/features/c05401/

これらを読んでいて思ったのは、

日本の刑事司法が「自白」を絶対的証拠として偏重していること。

確かに、自白は大きな証拠だ。

しかし、たとえそれが自発的であっても、事実とは限らない。

だが、現実的には「自白=完璧な証拠」として扱われており、

それを裁判で覆すのはほぼ不可能。

勾留期間の長さや、

弁護士が取調に立ち会う権利が認められていないことなども、

それを引き出すための強要や圧力であり、

冤罪の温床になっていると、

先進国から批判を浴びているようだ。

「疑わしきは罰せず」

その原則を守る為、

また、しっかりと犯罪を裁くために、

日本における刑事司法のあり方を考える時期なのでは?

保釈時のゴーン氏の変装した姿をTVで観ながら、

そんなことを思った。