Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

宵の夢

夕食の前に飲んでしまい。

そして寝てしまい。

案の定変な夢を見た。

ボクは東京のホテルのバーにおり、

少し離れたボックス席に北海道の勉強会の仲間たちもいる。

でも、みんなはボクに気づいておらず、

ボクもみんなに声を掛けようとはしない。

ボクは誰かを待っているようで、

店に入ってくる客の動きに視線を向けたり、

時計を何度も見たりしている。

待ち合わせの相手が誰なのかハッキリせず、

しかもけっこう長時間待っているようで。

合流しようかと思った矢先、みんなは店を出て行った。

いよいよ所在を無くし、

タバコを吸ったりバーテンダーと話したりしながら、

窓の外に目をやると東京タワーが霞んで見えた。

そうか。今は6月なんだな。

それから暫く待つも、店には待ち人はおろか誰も訪れず。

あきらめて部屋に戻り、ふとスマホを見るとメッセージの通知。

でも、それを読まずにベッドに倒れ込む。

目が醒めた時、誰を待っていたのか分かった気がした。

逢えたらうれしいのだろうけど、逢えなくて良かったのかも。

寝ぼけたまま、そんな事を考えていた。