ツール・ド・北海道の競技中に起きてしまった事故で、
選手が亡くなられた。
事故現場付近に大好きな温泉があり、
クルマでもバイクでも頻繁に走る道なので、
表現し難い想いがある。
直線と鋭角なブラインドコーナーが続くエリアで、
ボクはバイクでもクルマでもかなりスピードを落とすが、
それでもセンターラインを越えてくる対向車に、
幾度となく怖い思いをした。
以前、札幌からの帰路で偶然、
競技中のツール・ド・北海道の選手たちとすれ違った。
かなり道幅の広いT字路で、
選手たちが左折を終えるまで、
誘導員が右折するクルマを停車させていた。
そこそこの時間止まっていたが、
下りのコーナリングを終えて登りに転じるセクションを、
力強く駆け上がる選手たちの迫力に見惚れつつ、
クルマの中から手を振ったのを思い出す。
自転車に限らず、公道を使う競技やイベントは、
開催にあたって事故防止に相当な労力を割いているのは事実。
その上で、なぜ今回の事故が起きてしまったのか。
原因をしっかりと解明して改善に繋げ、
こうした悲しい事故が2度と起きぬように努める以外に、
できることは何もないと思う。
亡くなられた五十嵐洸太さんのご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。