第71回カンヌ国際映画祭で、
日本作品としては1954年の衣笠貞之助監督「地獄門」、
80年の黒澤明監督「影武者」、
21年ぶり5作品目の快挙となった。
「うわぁ」
是枝監督はトロフィーを受け取ると感嘆の声を漏らし言った。
「ちょっと、さすがに足が震えています」
カンヌは参加7回目の常連。
その他、世界の数々の映画祭に参加していても、
この受賞にはさすがに武者震い。
「この場にいられることが本当に幸せです。
そして、この映画祭に参加すると、
いつも思いますが、勇気をもらいます。
映画を作り続ける勇気をもらいます。
そして、何だか対立している人と人、
隔てられている世界と世界を、
映画がつなぐ力を持つのではないかという希望を感じます」
「今回、皆さんに頂いたその勇気と希望を、
まず一足先に日本に戻ったスタッフとキャストと
分かち合いたいですし、
作品が選ばれたにもかかわらず、
ここに参加できなかった
2人の監督たちとも分かち合いたいですし。
これから映画を作り、
ここを目指す若い映画の作り手たちと
分かち合いたいと思います。
ありがとうございます」
https://www.google.co.jp/amp/s/www.nikkansports.com/m/entertainment/news/amp/201709180000088.html
是枝さんは以前から日本映画界の未来を憂いていた。
ご自身はもちろん、日本映画界にとっても快挙。
その受賞のコメントの締めくくりを、
これからの世代に向けて発っしたことに、グッと来た。
おめでとうございます。