地元へ帰る前に整体を受けた。
予約が14時だったのでお昼を抜いた。
なので、終わった時には腹ペコ。
そのまま帰った方が眠くならずに良いかと思いつつ、
以前から気になっていた食堂へ向かった。
あのカレーうどんがどうしても食べたかったので。
「あの」とは、夕張にあった藤の家さんのこと。
営業していた頃は行列ができる人気店で。
財政破綻し人口流出が止まらない町にあって、
いつもそこだけが活気に溢れていたのが印象深い。
丼から溢れんばかりに注がれたとろみが強いつゆに、
大きな豚バラと玉ねぎ。
すごく辛いわけではないが最後まで熱々なのが特徴。
バイクやクルマで出かけると必ずと言って良いほど立ち寄っていたが、
10年前に惜しまれながら閉店。
webでは未だに惜しむ声が聞かれるほど、多くの人に愛されたお店だった。
https://news.mynavi.jp/article/20131020-currysoba/
藤の家さんの閉店後、
店主からレシピを授かるなどして、今でも数店が提供している。
もちろん何度か食べに行ったが、なぜかピンと来ない。
その後も夕張に限らずそれらしいお店を探しては食べてはいるのだが、
なかなか「おぉ!」というお店に出会えずにいた。
今回のお店も以前からチェックしていたのだが、
機会に恵まれずやっと初訪。
すでにお気づきとは思うが、藤の家さんの名物はカレーそば。
でも、ボクはカレーならうどんの方が好き。
このお店も「そば」推しだけど、うどんでオーダー。
「藤の屋さんの味を再現」したとの触れ込み通り、
見た目はそのまんま。
最初につゆをいただくと、とろみと熱さまでそっくり。
辛味は本家より少し強めで、だしはちょっと控えめかな。
でも、おいしい。
大きな豚バラと玉ねぎがたくさん入っているのも、うれしい。
それらをしばらく楽しんでから、ようやくうどんに。
コシの強さとかノド越しとかはさておき、
とにかく熱々なのも本家とそっくり。
中盤からは滴る汗を拭きつつ、完食。
かなり遠回りしちゃったけど、来られて良かった。
大満足でお店を出た。
ごちそうさまでした。