Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

いろんな意味で

「『逆に』から派生したのか分かりませんが、

 使われ方が似てきましたよね」

以前KZKと飲んでいて盛り上がった話題。

変なのに頻繁に使われる言葉。

「逆に」と「いろんな意味で」。

逆になんてホントに逆だったことがほぼないし、

いろんな意味ってどのくらいって聞きたいことしばし。

でも、多部未華子ちゃんについてのボクの印象は、

「逆に」と「いろんな意味」でが当てはまると、

勝手に思い込んでいる。

人気を集めたドラマ「これは経費で落ちません!」を見ていて、

改めて思ったんだよね。

9年前。

池袋の東京芸術劇場で観た彼女は、

野田秀樹原作、松尾スズキ演出の舞台作品にふさわしいとは、

正直、まったく思えなかった。

しかし、それとは逆にこの作品の多部未華子の評判は総じて高く、

だからこそ逆に、彼女という俳優がボクの心に残ることになり。

で、その後もさらに高まった彼女の活躍は、

ボクをいろんな意味で不安にさせた。

1、潜在能力を見抜く眼力の無さ

2、女性の多様な魅力に対する狭量さ

3、「〜だけ」を許せない矛盾

1は、もうすべてにおいて。

音楽も映画もドラマも、全部が後追い。

自分が作ってるわけでもスカウトしてるわけでもないので、

当たり前といえば当たり前だけど、

「えー、この人が?」と酷評していても、

後になってその魅力に気付かされることが多すぎ。

2は、気づいていながらなかなか直せないクセのようなもの。

例えば、多部未華子ちゃんは動いていてくれないとダメ。

地獄行きの覚悟で失礼を言うが、サムネの写真はかろうじて。

写真だと首が長く見え、映画のアバターを思い出しちゃう。

でも、淡麗グリーンラベルのCMとか、めっちゃ萌える。

逆に、山口智子さんや米倉涼子さんは静止でないとダメ。

ドラマでお2人を見掛けるとほぼチャンネルチェンジのレベル。

3は、2に絡むのだけど、

カワイイだけ、キレイなだけ、オモシロイだけとか、

単発の才能を見くびる傾向が強い。

「固定概念に囚われるのはクソ」とか言いつつ、

どこかで表現者の可能性を限定しようとしている。

という訳(?)で、

多部未華子ちゃんはとても好きな俳優さんなのだ。

あ、前置きが長くなったけど、ご結婚おめでとうございます。

末永くお幸せに。