相変わらず謎めいた発見に事欠かない国だ。
エジプトの首都カイロ近郊のサッカラ遺跡で、
埋葬後未盗掘の古代ミイラが100体以上発見されたという。
サッカラには世界最古といわれる階段ピラミッドがあり、
古代では支配階級や聖職者らが埋葬を望んだ神聖な地。
だから、と言えばこの上なく簡単だが、
3000年近く前のミイラが100体以上見つかる国って、
ほとんど無いと思う(笑)
今回報道陣に公開されたのは、
紀元前8〜7世紀頃から紀元前300~30年頃までのものとみられ、
棺やミイラと一緒に埋められた副葬品など。
棺には色彩豊かな模様や黄金の装飾が施され、
それらが鮮やかなまま残っていた。
ミイラの一体は報道陣の前で初めてX線検査され、
骨格や埋葬方法などから裕福な40代男性らしいと明らかにされた。
記者会見で考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長は言った。
「こんなに多くのミイラが保存状態の良いまま発掘されたのは、
今年最大の発見だ」
そう。
エジプトでこの規模の発見は「今年最大」に過ぎない(笑)