今日はサボり。
TORさんのオープンカーでのドライブは、
この10年ほど、年に数回を、ずっと継続。
これまでは日帰りで。それゆえにほぼ無計画。
約束事は3つ。
現地で温泉に入り、
そのエリアでそれとなく楽しげな店で食べ、
TORさんが運転に飽きたら、
それ以降はずっとボクがハンドルを握る。
かなりゆるい縛りだし、
これまでは日帰りだったので、
いつも、その日その時の天候や気分で行き先を決めてた。
だが、今年の走り納めは一味違い。
初の走行距離400km超えで、泊まり。
「オレたちの持ってる運が未だかつて無く試されるな」
少し雨が降る待合せ場所に現れた師匠は、
なぜかニコニコしてる。
「こんな事で試しちゃダメだと思いますけど」
「お前が言うな。つーか、いいから、早く乗れ」
南の空は明るい。
たぶん目的地は晴れているのだろう。
そう信じて幌は掛けずに走り出す。
バイクもオープンカーも似ている。
雨に濡れたり、強い風にアオられたり、
うるさかったり、暑かったり、寒かったり・・・。
それらの不自由をすべて回避する術は、
TORさんはもちろん、ボクですら持っている。
でも、いろんな不自由はあれど、
何から自由になるためにその乗り物を選んでいて。
ただ目的地へ辿り着くだけなら、
公共交通機関を使えば良い。
だか、それはそれで、これはこれ。
65才と55才。
バカなオヤヂ2人のドライブが始まる。