目が覚めると昼前。
晴れていたのでバイクでの散歩を兼ねて、
コーヒー豆を仕入れに焙煎屋さんへ。
「久しぶりだね」
「一昨日、ツーリングから戻って」
走ったコースを話すと、
「いいなぁ、それ。行きたかったなぁ」と、
羨ましがってくれた。
「今年、まだ走ってないんだよ」
しばらく雑談をしていたら、
急に混み始めたので席を立った。
「次はどこを走るの?」
「霧多布に行ってみたいなぁ」
「いいねぇ」
コーヒー豆をジャケットの中に入れて走り出すと、
焙煎したての良い香りが鼻をくすぐった。