札幌のすすきので起きた事件は、
捜査が進む中で被害者と加害者の双方が、
独特な趣味趣向を持っていた、と報じられている。
事件が発覚した当初は、
被害者男性の女装愛好家であったことが注目を集め、
加害者の逮捕後は、
その生い立ちや家族や親族との関係や、
犯行後の行動などに話題が集まった。
2人の人柄はもちろん、
事件に至った経緯は知りようもないが、
北海道のすすきので2人が出会ってしまった巡りこそが、
この事件の恐怖の核心だと感じる。
「事実は小説よりも奇なり」
英国の詩人であるバイロンの言葉が、
よりリアルさを増す事件だ。