
写真:金沢海上保安部
音声をミュートしたTVでその写真を観た時、
初めはクジラに関するニュースだろうと思った。
だが、朝鮮半島からの船?とのテロップが映し出され、
ちょっと驚いた。
金沢海上保安部によると、
船は木造で長さが約12メートル。
船底横に黒いコールタールのようなものが塗られ、
側面にはハングルらしき文字と数字が書かれていた。
これらの
船は朝鮮半島から流れ着いたとみられ、
金沢海上保安部が巡視艇や航空機で周辺調査をするも、
人影や残留物などは見つからなかった。
「朝鮮半島からの船が〜」と聞くと、
反射的に不法入国や拉致などを思い浮かべるが、
漁労中の事故や燃料切れや故障によるものが多いと言う。
国連の報告書によれば、
北朝鮮では国民の半数が日常的に飢えて、
餓死者が出るほど深刻な食糧難に直面。
なのに、軍事力強化最優先の国策を進め、
核実験と弾道ミサイル発射を繰り返したことで、
国際的な制裁を受け、
さらに困窮する悪循環に陥っている。
苦肉の外貨獲得策として、
自国の排他的経済水域内での漁業権を、
中国企業に高額で販売したとされる。
そらに、政府はかなり強硬な増産命令を発令。
漁業関係者は大和堆など好漁場での無理な操業や、
遠洋への出漁を余儀なくされているようだ。
多くは全長5〜10m程度の黒っぽい塗装の木造船で、
エンジントラブルを起こしやすい脆弱な構造ゆえに、
過酷な操業によって航行不能となり、
11月〜2月頃まで強く吹く北西の季節風によって、
日本へ流れ着くと見られている。
その結果かどうかはともかく、
2017年には過去最多の104隻以上の漂着が記録され、
翌年には225件に激増した。
つまりポッチャリ黒電話の被害者なのだが、
日本は密漁や漂着を許す事はできず、
沿岸の監視と警備に警備を強化したそうだ。
犯罪を生み出す要因として、
困窮と飢えに勝るものはない。
今後エスカレートしなければ良いのだが・・・。