Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

終わりを味わう

「例年のことだけど、長かったね」

2次会を終えてみんなと別れた後、

ISMさんに張り付いて3軒目へ。

「あの店、やたらと高いんだよ。今夜は付いてくんな」

本当は息子さんと来たかったようだが、

友だちと合流するとのことで、おこぼれに預かった(笑)

「勉強会の会計、大変だった?」

「いえ、ぜんぜん。

 ボクみたいに計算が苦手じゃなきゃ、1時間掛かりませんね」

「だよなぁ。

 みんな、なんで、あんなにバタついただろう?」

「人に任せることに慣れちゃったんじゃないですかね」

「なんにしても、おつかれさま」

自分が立ち上げた勉強会から誰よりも早く引退し、

その後は役員を出席させるようにした。

それは、ボクにとって見過ごせないメッセージだった。

「そんな大したことじゃないよ。飽きただけ」

そう言って笑うが、ウソだ。

自らの影響力の大きさが会の活性化を滞らせていることを、

ずっと気にかけていたのだ。

「で、どうするの? これから」

「今年は懇親会のみの出席にします」

「そっかぁ」

「2人でなんか新しいことでもやりますか」

「お、いいね。何やる?」

寂しくないわけがない。

でも、ずっと同じところに固執するのもイヤだ。

正月早々、そんな初老オヤヂ2人の悪あがき(笑)