Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

遅きに失するも、あえて

写真:©︎Naoki Fukuda

このブログを書いているのが8/8なので、

ハンパない「今さら」と「後出し」感が否めないけど、

書かせて下さい。

 

WBCWBO世界Sバンタム級タイトルマッチが、

7月25日に開催された。

 

我らが「モンスター」井上尚弥選手が挑むは、

2団体統一王者のスティーブン・フルトン。

 

当初予定されていた日程から、

井上の負傷によって延期されての開催。

 

試合の展開や勝敗について、

専門家やマニアからさまざまな予想が出された。

 

フルトン有利を予想する人たちは、

体格を含めた階級の差と、

判定で勝ち切る技術力が根拠。

 

井上有利を予想する人は、

瞬発力とパワーと防御力を併せ持ち、

それを試合で出し切れるチカラが根拠。

 

ただ、どちらにも多く共通していたのは、

「両者にとってこれまでで最強の対戦相手」であること。

 

そうした予想に違わぬ素晴らしい攻防の果に、

井上が8RにTKO勝ちで王座についた。

 

階級を上げての初戦で、

無敗でダウン経験すら無い2団体統一王者と闘い、

TKO勝ちって・・・。

勝ってくれると信じてはいたけど、ねぇ(笑)

 

ホントに今さらで、超後出しだけど、

ボクの戦前予想は4Rか7Rでの井上のKO勝利。

 

4RでのKOは、

フルトンが撃ち合いに活路を見出したケース。

7RでのKOは、

井上がポイントアウトも視野に入れて闘うケース。

 

最後に。

サムネに使わせて頂いた、

ボクシングカメラマンの福田直樹さんの写真は、

アリがフォアマンを倒した試合での、

右ストレートを捉えた作品に比肩する素晴らしさ。

 

鳥肌が立つほど、かっこいい。