読むのをとても楽しみにし過ぎた結果、
読むタイミングを逸し続ける作品がある。
又吉直樹さんの「火花」は、まさにそれ。
ピースも又吉さんもぜんぜん興味がなかったし、
たぶんお2人の漫才を見たことがない。
でも、トークメインの番組で話す又吉さんが、
小説や音楽についてスゴい情熱と知識をお持ちだと知り、
ボクの中での評価が一気に上昇。
それ以来、自分なりに注目させてもらっていた。
でも、この作品が話題を呼び、
さらに芥川賞を受賞した頃には、
TVに又吉さんが映るとチャンネルを変えていた。
お笑い芸人が芥川賞を受賞したとのことで、
作品はさておきの大騒ぎがイヤだったし、
いらん先入観を持って作品に触れたくなかったからだ。
そうしたことからかなり遠ざかったように思うし、
ずっと消えていた読書熱が再燃し始めた頃なので、
読み始めることにした。
楽しみだ。