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クリエイターとかアーティストの創作意欲って、
ほんと底なし沼なんだな。
映画「ジャンク・ヘッド」を観て、
そのストーリーが持つ力に圧倒された。
日本人監督が1人で作り始め、
7年に及ぶ制作期間を経て完成させた、
SFストップモーションアニメ。
原案、絵コンテ、脚本、編集、
撮影、演出、照明、アニメーター、
デザイン、人形、セット、衣装、映像効果・・・。
それらのほぼすべてを堀貴秀監督が担当。
総ショットは約14万コマ。
膨大な作業を経て完成した本作は、
モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭で、
最優秀長編アニメーション賞を受賞。
世界的に高く評価された。
そうした逸話を含む情報は、
本編が始まってほどなく、消える。
スクリーンで展開される物語と、
そこで登場するキャラクターたちが魅力的だから、
余計なことを考えずに作品に没頭してしまうのだ。
余韻に浸る間もなく、
あっという間に終わるエンドロールを眺め、
館内が明るくなった頃に、一瞬背筋が寒くなる。
「え? これ、ホントに、ほとんど1人で作ったの?」
すごい作品です。
まだご覧になっていなければ、ぜひ。