「やった・やるよ」さんという、
ご夫婦モトブロガーの動画を観て感動した。
「ほんと、免許取って、バイク買って、良かった」
「ここを走らんでなんの人生かって感じだね」
三国峠を走っている最中の、
壮大な景色に感動するご夫婦の会話から、
KYSの言葉を思い出し、
ちょっと泣きそうになった。
「お前には分からないかも知れないけどさ」
昨年の北海道ツーリングの最中にKYSが言った。
「北海道へ走りに来る多くのライダーにとっては、
北海道を走れること自体がご褒美だから」
晴れたものの35℃前後の猛暑続き。
しかもPM2.5の影響で、
せっかくの景色が霞んでしまっていた。
そのことを愚痴るボクへのひと言だった。
「いまのオレはやたら楽しくてうれしんだわ」
KYSはボクが北海道へ移住してすぐの頃から、
同じようなことを言っていた。
やった・やるよご夫妻のコメントは、
三国峠を下っている時のもの。
よく晴れてはいるものの、あたりには何も無い。
「明日の朝、もう一回来ても良い?」
三国峠を下り切る頃にご主人が奥さんに言う。
ボクも北海道の雄大な景色に驚かされることは、
数え切れないほどあった。
でも、このご夫妻やKYSのように、
次の日にもう一度同じコースを走りたいと思ったことは、
無かったように思う。
それだけに、
冒頭に書いたご夫妻の言葉に胸を打たれた。
ありがとうございます!