「70リットルのタンクでハイブリッドだからね。
よっぽど街乗りが続かなきゃ700kmを切ることはない」
クルマを譲り受けてしばらくした頃、
燃費についてTORさんに訊いた。
「そもそも残量が怪しくなったら、
すぐに給油すればいいじゃん」
航続距離を気にするボクを師匠は笑った。
そりゃまあ、正論。
でも、できるだけ地元のガソリンスタンドを使いたい。
だって、そこは弊社の超が付くお得意様だし、
しかも社長がTORさんだからね(笑)
「ホントにバカだね。そこまで気にすること無いのに」
どうにもならない時はよそでも給油するが、
残量と航続距離が微妙な時に迷うのだ。
で、今回の札幌からの帰りがまさにそのタイミングで、
スタート時点での航続可能距離は予定の往復距離プラス20km。
いつもなら地元で給油してから札幌へ向かうケースだが、
このクルマがどのくらいの距離を走れるのかを体感するのに、
良いタイミングなので給油はしなかった。
そんなこんなで走って札幌に着いた時点で、
航続可能距離にかなり余力があった。
ガス欠回避は決定していたが、
帰り道の途中で点灯した警告灯にはちょっとドキドキした。
地元のいつものスタンドで給油すると、
なんと15リットルも残っていた。
で、計算すると今回の1タンクの燃費は14.5km。
かなり優秀だわ、この子。