ぶっ刺しヤキ入れ男子 #33

「来月のご予約、どうされますか?」
今回もきっちり1時間、
鍼を打ってくれたイケメン鍼灸師が訊く。
「水曜のお昼前後って空いてますか?」
「金曜日以外って珍しいですね」
「年度末で会議が立て込んでいまして」
雑談を交えつつ受付のタブレットを見て、
彼が申し訳無さそうに言う。
「申し訳ありません。
水曜はもう予約で埋まってますね。
と言うか、その週は今のところは、
金曜の夕方からしか空きがないです」
彼が売れっ子なのは知っている。
人柄もルックスも腕も良いのだから、
人気が無いワケがない
「ちょっと調整してみます」
「お願いします。
水曜の昼過ぎはキャンセル待ちを入れておきます。
空きが出たらすぐにメールが入るので、
Webの予約サイトで確定して下さい」
聞けば、平日はそこそこキャンセルが出るというし、
もしダメだったとしても、
こういう心遣いをしてくれることがうれしい。
今月もありがとうございました。