ビジネスパートナーであるメーカー販社の担当者と、
一緒にお昼を食べた。
いくつかの候補店はどこもかしこも行列。
嫌気が差して、会社の近所の餃子屋さんを覗くと、
タイミング良くカウンターに2席の空き。
「ボク、この後も数社を訪問するんですが・・・」
ためらう担当者に言う。
「大丈夫。
ここの餃子は、にんにくもニラも入ってないから」
疑心暗鬼の表情で餃子を口に運んだ瞬間、
彼の顔色が変わった。
「だろ? うまいけど、匂わないんだよ」
「えぇぇぇ。スゴい。なんだ、この餃子」
あっという間に完食すると、
テイクアウトできないかと店主に訊ねる。
だが、今日は店内売りだけとのこと。
「残念だったね」
冷やかすボクに彼は言った。
「大丈夫です。
GWに家族を連れて来て一緒に食べます」
ごちそうさまでした。
ありがとうございます。