9月1日にWBO世界Sフライ級タイトルマッチで、
王者の井岡一翔がフランシスコ・ロドリゲスJrを判定で退け、
3度目の防衛に成功。
その判定内容に賛否が集まった。
確かにパッとしなかった。
あまりにもショボかった。
チャンピオンも挑戦者も、だ。
それでもボクの印象では2ポイント差で井岡。
最悪でも引き分けだったかなと思う。
コロナの影響でジャッジ3人が全員日本人となり、
しかも、その3人が揃って同じスコアを付けたことで、
「疑惑の判定」との評価が噴出。
3人の元世界チャンピオンが配信するYoutube番組で、
全員が挑戦者勝利とのスコアを付けたことも話題になった。
確かに判断が難しい試合だった。
全員が日本人であったジャッジの判定が、
井岡有利に働いたことも完全否定はできない。
でも、判定って、そもそも、そういうものでは?
加えて言うならば、
この試合はロドリゲスの母国メキシコを中心に、
中南米の一部で『ESPN KNOCKOUT』が放送されたが、
その番組内での採点では115-113の2ポイント差で、
井岡の勝利としている。
田中恒成との日本人対決での井岡はスゴかった。
勝ちっぷりがあまりに鮮烈だったし、
その後のタトゥーやドーピング騒動もあったからこそ、
スッキリと勝ってほしかったしガッカリした。
さらに、モンスター井上尚弥の圧倒的な勝ち方に、
すっかり慣れてしまっているボクには、
物足りなさだけが残ったのかもしれない。
だから、もう一度言う。
パッとしなかった。
あまりにもショボかった。
チャンピオンも挑戦者も。