Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

戦術家が見た悪夢

写真:Getty Images

 

ニュースを見出しを目にしてため息が漏れた。

 

ことわざを引き合いに出すまでもなく、

このニュースが予見していたからだ。

 

ハリルホジッチは4大会連続で代表監督を務め、

その4カ国すべてでW杯出場を果たす名監督だ。

 

一方で、その4度のW杯本戦で指揮を執ったのは、

14年のブラジル大会だけという「迷監督」でもある。

 

ハリルの手腕は疑いようがない。

相手を徹底的に分析して戦術を変えるので、

メンバーも大胆に変更する。

選手起用も実績や知名度にこだわらず、

多くの選手を試し、絶えず競争を促す。

 

それがプラスに転じる瞬間は確実にあることは、

過去の実績が証明している。

しかし、自分自身のやり方にこだわるあまり、

選手やスタッフと衝突を起こしやすい。

そして、それを修復し改善する能力が無いことが、

今回の解任によって確定した。

 

どれだけ批判されようとも、

自らの決断をブラさない強さが、

代表監督には必要なのだろうと思う。

一方で、その決断を選手に理解・納得させる力も、

不可欠なのだと思う。

 

なんにしても、もったいない。

そう思って、また、ため息をついた。