
映画「すばらしき世界」を観た。
そして、生きづらさについて考えた。
実在した人物をモデルとした原作に惚れ込んだ、
西川美和監督がメガホンを取り、
主演の役所広司をはじめ、
長澤まさみ、仲野太賀らが名を連ねる作品。
主人公は幼少期に芸者の母親と離別し養護施設へ。
10代後半には暴力団と関係を持ちはじめ、
数々の犯罪によって人生の大半を刑務所で過ごした男。
若い暴力団員から襲われるも逆に殺してしまい、
43歳での出所を機に、
堅気になろうとする姿を描いている。
本作は主人公やヤクザを美化も擁護もせず、
かと言って、そうした「キズ者」たちを、
安易に受け容れられない、
「カタギ」たちの社会を批判もせず。
どちらの側の者たちもが持つ「残酷さ」と「弱さ」と、
他者に優しくありたいと願う気持ちが描かれている。
先日の「PERFECT DAYS」を観た際に、
XつながりのBODY SHOP 圭さんが、
コメントを下さった。
「前に見たような気がすると思いつつ、
見始めましたところ
『すばらしき世界』と勘違いしておりました😅」
そのコメント読んで本作を思い出して観た。
役所広司さんが主演だから、ではなく、
この2つの作品で描かれている2人の主人公には、
通ずる何かがあると感じた。
どちらかしか観ておられないなら、
もしくはどちらも観ておられないなら、
時間と根気に余裕のある方は2本続けて。
そうでない方も短期間でご覧になって下さい。