
総会からの会食を経ての2次会も終わり、
会員のみなさんをお見送りして、
TORさんとボクの2人でお店に残った。
「新会長、おつかれさん」
乾杯して師匠がうれしそうに言う。
「他の人にお願いしても良かったんだけどさ、
いろいろ考えてお前にした」
師匠がそう言うのだから、
きっといろいろ考えてのことだろうと、
黙って頷いた。
「お? 疑ってんな?
めんどくさいから押し付けたと思ってんだろ?」
「ま、20%くらいは思ってますね」
ボクが言うと師匠はガハハハハと笑った。
「お前に頼むほうがずっとめんどくさいわ。
そういうことを面と向かって言うし」
師匠がそう言うのだから、
きっとそうなのことだろうと黙って頷いた。
「せっかくいろんな役職を降りてたのに、
また面倒なことに巻き込んで申し訳ないが、
もうちょっとガンバって」
TORさんはボクを陥れるようなことは、
ゼッタイにしない。
それについては確信を持っている。
だが、あえて言わなかった。
「ところで、今年のドライブはどこへ?」
湿っぽい話になるような予感がして、
話題を変えた。