「学芸会でも見かけないレベル」
ドラマ「からかい上手の高木さん」の初回を観た時、
呆れながらそう思った。
主人公である2人の俳優さんの演技が、
ぎこちなさすぎて、
観ていて気恥ずかしくなったからだ。
それでも予約解除しなかったことに、
自分でちょっと驚いている。
かねてから、ドラマや映画や演劇を観る時、
ボクの中で相反する2つの思いが交錯する。
それは演技に対する違和感と言っても良い。
例えば、数分にも及ぶ長台詞を、
ワンカットで朗々と話す俳優さんを観ると、
「普通はこんなに淀み無く喋れないだろ」と。
逆に、ギクシャクとした演技を観れば、
「おいおい、この程度かよ?」と。
ただ、いずれのケースも、
その作品に没頭できない時に感じることで、
「からかい上手の高木さん」は、
その象徴的な作品。のはずだった。
でも、待てよ?
オレが中学生の時はどうだった?
好きな子を前にして普段通りでいられたか?
まったくもってNo。
1mmも普段通りではなかった・・・。
そう気づいてから、
このドラマの評価が180度転換した。
そいて、今や、
中2が主人公の恋愛ドラマに夢中です(笑)